「自動車保険 見積もり」と検索された方へ!見積もり比較サイトと通販型自動車保険について

投稿日:2018年4月2日

自動車保険の見積もりサイトは大きく2つ

自動車保険の満期更新ごとに通販型自動車保険の会社を乗り換える方は、本当に自動車保険のことを理解して通販型自動車保険(ダイレクト型自動車保険)に加入していますでしょうか。今も「自動車保険 見積もり」と検索をして契約締結のゴールへ向かおうとしておられますよね。ほとんどの方が選択される通販型自動車保険の”何となく不安”と感じる部分をそのままにしていると思います。この記事では、自動車保険の見積もり比較サイトを紹介するとともに、その”何となく感じる不安”を自動車保険の専門家として紐解いていきます。最後までぜひお読みください。

自動車保険の見積もり比較サイトのご紹介

自動車保険の見積もり比較サイトは先ほど説明をしたとおり、見積もり情報を保険会社に伝達するだけのサイトと、見積もり情報から保険料の表示ならびに契約締結までできる2種類のサイトがあります。

日本にたくさんサイトがあるように思えてしまいますが、実は一括見積もりと保険料の即時試算機能を持っているサイトはそれほど多くないのです。

保険の窓口 インズウェブ

評価:[star rating=”5″]

現在、日本で最大級の自動車保険の見積もり比較サイトとお伝えしても過言ではないでしょう。SBIホールディングス社が運営をしている自動車保険の見積もり比較サイトです。

通販形自動車保険を提供している保険会社からもっとも選ばれている見積もり比較サイトであり、1回の見積もりで取れる可能性がある見積もり数は見積もり比較サイトの中では最大です。

なお、速水もこみちがCMキャラクターを勤めている「ほけんの窓口」とは運営会社が異なりますのでご注意ください。

保険の窓口インズウェブが五つ星(★★★★★)の理由

保険の窓口インズウェブは見積もり対応ができる自動車の種類が他のサービスより多いと思います。新車が発表されたときも、他の一括見積もりサイトより早く車の型式情報を追加されています。

せっかく新車購入と供に情報入力をしたのに、希望車種の見積もりが取れないことは他のサイトより少ないと思います。また、利用すればわかりますが、見積もり情報の入力が非常にスムーズです。

見積もり情報の入力完了後、どこの保険会社から見積もりが届くのか確認する画面では少しだまし討ちのような面もありますが、東証一部に上場している金融グループが運営するサイトとして安心して見積もりができるかと思います。

NTTiFの自動車保険

評価:[star rating=”5″]

NTTグループが提供する、日本でもっとも古い自動車保険の見積もり比較サイトの1つです。現在、Yahoo!社に見積もり比較サービスの機能を貸し出しするなど、多くの方に選ばれ続けているサイトです。

NTTiF社の見積もり比較サイトは見積もり入力情報を、保険会社に即時送受信する昨日を持っていることから、1回の見積もりで希望する複数保険会社の見積もりを即時に確認することができます。そして、補償内容と保険料を確認のうえ、そのまま契約をすることも可能です。

NTTiFが五つ星(★★★★★)の理由について

NTTiF社を使う利点はいくつかあります。まずは、保険会社は見積もりを表示しても保険の窓口インズウェブと異なり広告料をとられないため、保険会社ができる限り見積もりを提供してくれます。

また、NTTiF社の見積もり比較サイトでは、他のサイトでは実現できていない、国内系大手損保会社の東京海上日動や損保ジャパン日本興亜社の自動車保険見積もりを取得することが可能という特徴があります。

見積もりをしてからすぐに自動車保険を契約したい方は、そのまま申込ボタンを押して契約をすることが可能です。NTTiF社で契約をすると、リロクラブ社が提供する福利厚生サービス「Club off plus」を利用いただくことが可能になります。

国内系の損保会社の見積もりも確認して契約を締結したいという方にはおススメの見積もり比較サイトです。

価格.com の自動車保険一括見積もりサービス 

評価:[star rating=”3″]

ありとあらゆるものの価格比較が可能な価格.com社が提供する自動車保険の見積もり比較サービスです。この価格.com社が提供するサービスも保険の窓口インズウェブと同様、見積もり情報を伝達するタイプのサイトです。

価格.comグループは最初に説明をした、見積もり情報を伝達するタイプのサイトと、WEB系代理店(株式会社 カカクコム・インシュアランス)の両タイプのサイトがあります。

WEB系代理店の自動車保険は、バナーを一覧で掲載しているだけで、見積もり比較をするためにはそれぞれの保険会社に飛び、都度見積もり情報の入力が必要になります。

価格.comが三つ星(★★★)の理由について

見積もりをもらってからじっくり自動車保険を比較検討されたいという方には、保険の窓口インズウェブのほうをおススメしたいです。次の2点におススメの理由があります。。

まず、提携している通販型自動車保険の会社数です。保険の窓口インズウェブと比較すると、価格.com社はそんぽ24社ならびにセコム社と業務提携ができていません。せっかく1回の入力で見積もりを複数取るのであれば、多く取れる会社のほうがいいですよね。

次にWEBサイトの利便性。価格.com社の入力フォームは入力をするたびに、次の入力フォームが現れてきて、いつゴールになるのかよくわからずいらいら感が募ります。保険の窓口インズウェブと比較して、明らかに使い勝手が悪いです。

ここの違いは、WEBサイトの運営者にあると思われます。自動車保険の現場までよくわかっている損害保険会社の出身者がいる保険の窓口インズウェブと、そうでない価格.comでは自動車保険に対する知識の差がサイトに生じているように感じます。

保険スクエアBang! の自動車保険一括見積もりサービス

評価:[star rating=”4″]

ウェブクルー社が運営をする、保険スクエアBangというサイトです。日本で最初にできた、見積もり比較サイトでありかつては業界No.1の見積もり比較サイトでもありました。

元々は見積もり情報伝達型のサイトだったのですが、今はWEB代理店型の見積もり比較サイトと言っても過言ではなくなりました。

通販型自動車保険の見積もり依頼情報は、各保険会社の代理店が提供する仕組みとなっているため「株式会社損害保険見直し本舗」社からほぼ見積もりが届くことになります。

保険スクエアBang!が四つ星(★★★★)の理由について

WEB代理店型の見積もり比較サイトでありながら、NTTiF社では見積もりが取れない、イーデザイン損保を含む通販型保険会社すべての会社の見積もりを提供してもらえる仕組みがあるのがいいところです。

ただし、契約をするときにNTTiF社のように代理店が提供する契約者特典が見当たりません。また、国内系大手損保の見積もりも即時に提供してもらうことはできません。

保険スクエアBang!のサイトでおススメしたいものはサイトのコンテンツです。ファイナンシャルプランナーさんが執筆した記事をとても読みやすく掲載しております。自動車保険のちょっと勉強をしたいというときにぴったりなコンテンツが揃っていると思います。

自動車保険の見積もり比較サイトで見積もりが取れる会社

保険会社/一括見積もりサイト保険の窓口インズウェブNTTif(代理店)価格.com保険スクエアBang
アクサダイレクト
イーデザイン損保
SBI損保
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)
ソニー損保
セコム損保××
そんぽ24××
チューリッヒ
三井ダイレクト
東京海上日動×××
損保ジャパン日本興亜×××
あいおいニッセイ同和×××

各見積もり比較サイトは最大20社や18社などと称していますが、実際には即時に見積もりを提供している会社が最大だと考えて頂いてほぼ問題ないです。

保険会社は見積もり情報伝達型サイトにおいて、見積もりを提示するごとに広告費がかかってしまうため、ある程度成約にいたる可能性が高いと見込める方にしか見積もりを提供しません。

それでも、できる限りの見積もりを一気に見たい場合は、契約締結がそのままできる代理店型の見積もり比較サイトのほうが可能性が高いと思います。

自動車保険の見積もり比較サイトの種類について

自動車保険の見積もりサイトは大きく分けて2タイプの種類に分かれます。1つが見積もり客の情報を保険会社に紹介するサイト。もう1つがWEB系の代理店がそのまま契約を獲得しようとするタイプです。

それぞれ違いを見てみたいと思います。

保険会社から紹介料(広告料)をもらう見積もり比較サイト

無料サービスなのにどうやって収益をあげているサイトなのか

引越しの見積もりサイト車の買取査定サイト。無料サービスなのにどのようにして利益を出しているか、とても不思議ですよね。そのビジネスモデルは、見込み客情報を伝達することで対価を得るモデルなのです。

もっとわかりやすく説明すると、一回の情報入力で各事業者に情報を伝えたい個人と、対価を支払うことで見込み客を得られる事業者とのマッチングビジネスなのです。

もう10年も前の話になってしまいますが、生命保険を相談したいという方の情報は1情報が40,000円もする時代がありました。情報を伝達することで、対価を得るようなビジネスなのです。

そうなのよ~。このようなビジネスを”リードビジネス“と呼ぶの♪

 

保険会社から紹介料(広告料)をもらう見積もり比較サイトの特徴について

自動車保険における見込み客情報を伝達するサイトの特徴は、契約締結に至る導線を持たないということです。契約にいたるためのお手伝いをしてはいけないことになっているのです。主体的にどこの保険会社が良いとか、自動車保険の保険料の提示をしてはいけないのです。

また、各保険会社の商品も個別具体的に説明をすることはできません。何か情報を表示するとしても、WEB上にある情報を集めて表示することしかできないのです。

 

入力した情報を各保険会社に伝えることをやってくれる無料サービスと理解したらいいですね!

うふふふ。見積もり情報を伝えてくれるプラットフォームと考えてくださいね~♪

 

保険会社から契約成約の代理店手数料をもらう見積もり比較サイト

どのようにして収益をあげているサイトなのか

見込み客を伝達することで対価を得るビジネスとは異なり、契約が成約して初めて保険会社から手数料という対価を得られるビジネスモデルです。つまり、利用者がそのサイトで見積もりだけして去ってしまっては、1円も収益を上げられないモデルなのです。

代理店名で見込み客を集客し、その見込み客をお客さまに変えるための努力を行います。

保険会社に情報を伝達するだけで対価を得られるビジネスとは異なり、常に新しい見込み客を集めてはお客さまに変えていく必要があります。

WEB系代理店の特徴について

自動車保険の見積もり比較サイトを運営している代理店のうち、2つの代理店だけが保険料の見積もりを即時表示させることができます。見込み客が希望する補償内容を即時伝達できる仕組みをもっているのです。

それ以外のWEB系代理店の場合は、単純にバナーやテキストで誘導するだけで、各保険会社で補償内容を入力し続ける必要性があります。

見積もり依頼から保険料だけ確認をしてすぐに契約をしてよいという考えをお持ちであれば、このようなWEB系代理店で契約するのも悪くはないと思います。

見積もり比較もそのまま契約締結もできるサイトですね

 

自動車保険の見積もりを取ったあと、保険会社の正しい選び方について

自動車保険の見積もりをこのような見積もり比較サイトから集めた後に、多くの方は保険料基準で決めてしまっていると思います。ここで、もう一度考えていただきたいのが、自動車保険は何のために加入するかです。

自動車保険で最悪の事態を想像していただきたいのです。それは、死亡事故を起こすことです。

どんなに運転が上手でも、事故は相手があって始めて発生します。小さな子どもが不意に飛び出してくることだって当然考えられます。飲んだ薬が想定外に副作用を起こし事故を起こすこともありえます。

そして、他人の家の壁を壊したり、車を傷つけるというようなお金で解決できる問題であればまだいいです。どこの保険会社で契約してもほぼ同じです。違いがでるのは、取り返しのつかない重大な事故を起こしてしまったときです。

自動車保険は万が一のため。それは、死亡事故を起こしたときのためとも考えて頂きたいのです。

肩の力を抜いて最後まで読んでね~

 

死亡事故を起こしたら警察に逮捕される可能性がある

死亡事故を起こしたら必ず逮捕されるかというとそうではありません。ただ、起こした事故の内容によっては、家に帰ることができず留置所に送られる可能性があります。

高速で法定速度を大幅に超えた速度で走行したり、無理な割り込みや幅寄せ・赤信号の無視。飲酒運転や薬物により体を制御できない状況で運転した場合もその可能性は高まります。

逮捕をされたら48時間以内に検察庁へ送検されるか判断がされます。運がよければ、書類だけ検察庁に送られます。次に、検察庁は24時間以内に引き続き拘留が必要か釈放するか、起訴をするかしないかを判断します。

運転者が拘留された場合、少なくとも1週間は自宅に帰ることができないと思ったほうが良いでしょう。そして、その間、残された家族にはとんでもない出来事がまっているのです。

よく書類送検と耳にするのが、拘留されずに済むパターンなんですね!

 

自動車事故で亡くなった方の通夜式と告別式が執り行われる

亡くなられてから1週間以内に、通夜式と告別式が執り行われると思います。被害者感情を考えると、運転者の家族が誰も参列しないというわけにはいきませんよね。本人が拘留されていれば当然本人は参列できません。

今記事を読まれている方の場合、どなたが参列していただけると思いますか!?

配偶者もしくはご両親が浮かんできたでしょうか。このような心が痛む通夜式・告別式に、その方を1人で行かすことになるのです。周りの方は加害者の関係者ということで、当然参列者に対し辛く当る可能性があります。

想像したくない最悪な事態です。

自動車保険で何とかなるだろう?と思われるかもしれませんが、死亡事故の場合において保険会社が動き出すのは49日の法要が終わってからなのです。示談に関する話、お金に関する話は不謹慎であることから一切行わないのが通例なのです。

ここに、自動車保険を加入するにあたっての分岐点があるのです。

通販型自動車保険に加入してても、通夜式や告別式で一緒に頭を下げてくれる人は来ない

通販型自動車保険に加入するのと、保険専業代理店から契約することで一番大きな違いは、究極の死亡事故を起こしたときに、一緒に頭を下げてくれる人がいるかいないかなのです。

通販型自動車保険の場合、弁護士特約で何とかなるだろうと思われるかもしれませんが、弁護士特約で雇う弁護士さんは、頭を下げるためにいらっしゃる存在ではないのです。事故を示談に持っていくために雇う存在なのです。

これは、大手損害保険の弁護士特約でも同じです。

先ほど申し上げたとおり、49日の法要が終わるまで、保険会社は積極的な示談交渉は行いません。被害者から何か問い合わせ等があっても、対応窓口は残された家族になります。こんな辛い思いをするのだったら…と思いたくなります。

保険専業の代理店が、まさにこのようなまさかのときのための存在なのです。こちら側の立場に立って、一緒に頭を下げ、保険会社の代理人となって加害者の盾になってくれるのです。

このような保険専業の代理店から大手損保会社の自動車保険に加入する場合、保険料は手数料分など、当然高くなります。でも、その手数料分で購入しているのは、このような最悪のケースに盾となってくれる強い見方であり、安心なのです。

今自動車保険の見積もりを取ろうとされている方が、このような死亡事故事案を1人で対処するということであれば、通販型自動車保険に契約されることはまったく問題ないと思います。

自動車事故の事故対応力をしっかり確認いただいたうえで、保険会社を選ばれることをおすすめします。関連記事がございますので、ご確認ください。

家族にこのような思いはさせたくないなと思われるかたは、よくよく考えたうえで、通販型自動車保険にするのか、保険専業の代理店さんにするか決めるようにしてくださいね。

 

代理店さんも含めて、万が一の保険という考え方があるんですね!

そうよ~。代理店さんの価値をどう見るかは人それぞれだけど、万が一の時にはありがたい存在になるわよ~

 

私は家族の安心を求めて保険専業の代理店を探して契約をしました

死亡事故は年々減る傾向にあり、確率論からするときわめて小さい可能性ですが、万が一の可能性はあります。

実は、自動車保険を取り扱う保険会社の社員、そして代理店さんもこのような強みをきちんと理解していないことがまだまだ多いのです。とても強い強みなのですが、理解し伝えきれていないのです。

私自身、絶対に死亡事故を起こさないという自信がないため、保険会社のHPから地元の有力代理店を探し自動車保険に加入しました。

私が1人であれば、通販型自動車保険に加入していると思いますが、やはり万が一のとき、家族に辛い思いはさせたくありません。自分自身のためにも、保険料は1万円程度高いかもしれませんが、保険専業の代理店さんにお世話していただいております。

見積もりを取ったら、よく考えるカメ~

 

最後に

自動車保険 見積もり」というキーワードを検索されて、自動車保険を考え直そうと思われた方に、少しでも自動車保険の本当の価値が発揮されるのは死亡事故だということが伝われば幸いです。

自動車保険における本当の安心とはいったいなにか。保険料が安くなる対価と失う価値・サービスは見合っているものなのか。よくよくご検討いただいてから、今後ご契約される保険会社を決めていただければと思います。

また、余談ですが広告費に余裕がある「見積もり情報伝達型」の見積もり比較サイトはよく見積もりを取るだけで商品がもらえるキャンペーンをおこなっております。今では、お米を3合分やお肉などの商品がもらえるようですね。

普通に見積もりをするより、そのようなキャンペーンを行っているところを探して見積もりをするのも手ですよ。

うふふ、自動車保険の見積もりを取るだけで全員もらえるのよ~

 最後までお読みいただきありがとうございました。
(Visited 1,327 times, 1 visits today)

著者の情報

日吉 浩之自動車保険の専門家
国内系大手損害保険会社でにて主に自動車販売会社の代理店営業を経験したのち、SBIホールディング社にて日本最大級の一括見積もりサイトの運営に従事。生損保約40社とのビジネスを介して、保険のダイレクトマーケティングを行ってきました。現在は株式会社プリモポストの代表取締役として、アニメーション動画(Youtube)を通じて保険をわかりやすく紹介する事業にも取り組んでいます。

カテゴリー:編集長コラム,自動車保険