火事の体験談。隣りの家から火が出ている!だから火災保険は大切
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「火事」なんて他人事だと思っていませんか?自分は火の始末をしっかりしているから大丈夫だと思っていませんか?私もそんな自分は大丈夫!と思っている一人でした。ただ、起きるときには起きるのです。
マンションの火災報知機が鳴り響きました
ある日、マンションの火災報知機が鳴り響きました。老朽化した設備のためよく誤作動で発動するので、いつものことだと思いながら玄関の扉を開けてみると!
目の前に火柱が2メートルほど上がっていました!何事か事情が飲み込めず慌てて扉を閉め、主人に「隣が火事!火が出てる!」と叫びました。
財布と鍵を握り締め、ふたりで部屋を逃げ出しました。共用廊下に出てみると、数人の住人の方が右往左往していました。
出火しているのは隣の家のベランダからのようで、私の家は風上側にあり火の手はこちらには向いてはいませんでした。しかし、上階の方のベランダは真っ黒焦げ。黒い煙がモクモクと上がっています。
私は無我夢中で、消火栓のところへ走って行き、ホースを引っ張り出してハンドルを回しました。主人がホースをもって隣の家へ入っていきます。
しばらくして、消防署の方がたくさんやってきて火は消えました。
初期消化ができていなかったら…。消防から表彰状まで
後にあの時、初期消火が遅れたら火事の被害は何倍にも広がっていただろうと消防署の方に言われ、私たち夫婦は表彰状まで頂きました。
負傷者も出ず、被害も最小で済みました。
出火元の隣の家は、高齢の女性ひとり暮らしです。ベランダに捨てようと思っていたペットボトルを置いて置いたところ、太陽がペットボトルを照りつけ、虫眼鏡で火を起こす実験をしたように火がついたそうです。季節は乾燥が酷い12月。枯葉に火が移り、乾いた風が火を大きくしてあっという間に2メートルの火柱に。
火事が起こったとき隣人は外出中でした。きっと火事なんて起きるとは予想もしていなかったと思います。
火災保険で全てが補償されたそうです
火事の被害がでた場所は「火災保険」で補償されました。個人で賠償するとなると多額の金額を背負うことになります。
火事なんて他人事だった私も、この時ばかりは加入している火災保険の補償内容を見直しました。
消防署の方のお話だと「火事は火による損害も怖い。でも、消火活動によって階下への水漏れなどの被害もかなり酷い」とのことでした。消防活動の放水によって損害を受けたときにも、「火災保険」は火災補償の対象となるのです。
火事で失うものは測り知れません。第一に、命や健康は守らないといけないものですが、大切な思い出のものや、財産までも奪ってしまうのです。
まず、家事を起こさないように日々、気をつけること!でも気を付けていたからといって、火事は起こらないとは限らないのだと、今回の事でわかりました。火災保険の備えは、何が起こるかわからない人生になくてはならないものです。
著者の情報
- 不動産業に長く携わってきました。当然、家を貸し出すときに火災保険についても説明することが多く、私の実体験に基づいて住まいと火災保険の必要性などついて説明をしていきたいと思います。
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