ペット保険(犬保険・猫保険)と大手損保で加入できる個人賠償責任保険について

投稿日:2016年6月18日

ペット保険で賠償責任特約に加入している方は確認して欲しいことがあります。それは個人賠償責任保険に加入しているかどうかです。

1. 個人賠償責任保険

個人賠償責任保険は、日常において第三者の身体や財物に損害を与えてしまった際に、損害賠償を補償する保険です。この個人賠償責任保険に単独で入っている方は珍しいかもしれません。通常の保険加入している方法は、自動車保険や火災保険、または単独で傷害保険に加入している際に特約に付帯補償で契約しているケースが多いと思われます。また個人では加入していなくても、家族で包括して加入しているケースもあります。 

2. ペット保険の賠償責任特約との重複

ペット保険にこれから加入しようとされている方や、今現在加入している方で特約として賠償責任補償を付加している場合には、それ以外の保険の個人賠償責任保険の補償と重複した契約になることになります。つまり、重複している賠償責任保険であれば本来であればどちらかは不要ということになります。

ペット保険と重複している保険給付内容としては、飼い犬が散歩中に第三者に噛みついてケガをさせてしまった場合に補償される等があります。

しかしながら、自動車保険や火災保険での継続した契約で保険会社を変更したりしてその都度、個人賠償補償を付けていたり付けていなかったりすることも考えられるわけです。そういう意味では継続してこそ、個人賠償責任補償の強みです。

ペット保険の特約料は大体100円前後で賠償責任補償を付帯してくれていますので、重複は覚悟の上で加入されていた方が安全といえます。もちろん重複している賠償責任特約を付けるか付けないかは契約する個人の判断です。

3. クレジットカードの賠償責任特約

上記のような自動車保険や火災保険、傷害保険等の付帯特約の他に自分でも知らずに加入しているケースとしてクレジットカードでの無料特約付帯サービスです。なお個人賠償責任特約を付帯しているクレジットカードは、保険金額も少ないのでおまけ程度の補償サービスしか無いものもありますので、ご確認下さい。

4. 個人賠償責任補償

個人賠償責任補償、個人賠償責任特約、日常生活賠償責任補償などと保険会社によって言い回しが違いますが、どれも補償内容は一緒です。ペット保険の賠償責任補償特約に加入される際には、自分自身他の保険でも賠償責任補償に加入していて重複しているであろうという認識を持ちながら契約を考えていてくれれば幸いです。

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著者の情報

FPの トータルプランニング
ファイナンシャルプランナーの資格を有している、トータルプランニングです。金融商品の専門家として自動車保険から医療保険までさまざまな保険商品をわかりやすくお伝えいたします。

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