学資保険以外にもある!教育ローンと奨学金の活用について
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教育資金を計画的に積立ててきたとしても、いざ使用する際には不足額というのを考えないといけません。教育ローンや奨学金制度を活用するのも手段の一つです。
不足金額の確認
教育資金の為に将来的に積立してできる計画的資金というのはほぼ確定した金額を算出出来ます。もし高校卒業後に焦点を絞ると、私立か公立・国立の学校あるいは専門性の高い学校か、これからお子さんがどのような進路を進むか判断は出来ませんが不足する金額というのが生じる場合があります、それを補足する方法について検討していかないといけません。
教育ローンや奨学金の利用
準備資金を補足することができる代表的な制度として次のものがあげられます。
(1)公的な教育ローン
日本政策金融公庫が融資してくれる教育ローンです。固定金利で低金利で融資してくれます。扶養しているお子さんの数と世帯年収によって、融資限度額が変わります。
教育一般貸付(国の教育ローン)|日本政策金融公庫
日本政策金融公庫(略称:「日本公庫」)の融資のご案内をご紹介いたします。
(2)民間金融機関の教育ローン
民間の金融機関でも教育ローンは実施されていますが、最近は商品数も多く力を入れている商品です。給与口座の振込や、公共料金の引き落とし等、その金融機関で取り扱う内容で金利を優遇したりしています。
公的教育ローンは固定金利のみですが、民間の教育ローンは変動金利もあります。現在では住宅ローンのように、親子2代でのリレー返済融資制度がある商品もあります。有担保によって、融資額も増加しますので検討してみる必要があります。
(3)奨学金
日本学生支援機構、都道府県、市町村、各種団体等での奨学金制度があります。奨学金の用途は生活費、住居代、教科書代等で学校納付金使用の為に限定されていません。融資制度は主に1種と2種に区分けされています。
- 第1種奨学金―無利子貸与であり、特に優れた学生や経済的理由により親の収入面を加味して貸与が決定されます。
- 第2種奨学金―有利子貸与であり、年3%利息を上限に貸与されます。第1種よりは緩やかの基準で支給決定されます。海外留学生も第2種の対象です。
最近では、学校卒業後の返納問題が生じています。実社会に入っても経済的な理由から、奨学金を月々返済する能力がなくて、返済を滞納している事例が増えてきています。なお学校卒業後の就業先として、公務員や学校の先生、公的機関の研究職に就くと奨学金返済を免除される制度を活用している学生もいます。
独立行政法人日本学生支援機構
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不足金額を補足する方法
教育資金は、ほとんどの場合計画的に積み立てても不足額が生じることが多いです。その不足金を補足する為に、教育ローンや奨学金制度をうまく活用して教育資金の計画を練ってみましょう。
著者の情報
- ファイナンシャルプランナーの資格を有している、トータルプランニングです。金融商品の専門家として自動車保険から医療保険までさまざまな保険商品をわかりやすくお伝えいたします。
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