学資保険だけじゃない!お金を貯める為の金融商品には国債や貯金もある!

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子供のための教育資金として、金融商品は何があるのでしょうか?いろいろな商品があると思いますが、その中で、「教育資金」としてみるならば何がもっともいいのでしょうか?検証していきましょう。教育資金として一番最初に思いつくのは、やはり「こども保険(学資保険)」ですね。では、保険ではなく金融商品では何がもっともいいのでしょうか?

学資保険以外の金融商品

金融商品はさまざまなものが出ております。定期預金や、ネット定期、個人向け国債や、FXや株など。中には、配当が期待できたり、利回りのいい金融商品も多々あります。やはり、預けたお金よりも多く配当(利息)がつくほうが嬉しいと思うのは当然です。

しかし、そのような商品はリスクも伴います。もしかしたら元本割れしてしまうケースもあるということです。

「教育資金」を貯めるということに焦点をあてて考えてみた場合、リクスの高い商品は不向きといえましょう。なぜなら、教育資金というのは、使うべき時期が明確であるということ。そして、その明確な時期にいざ使おうと思っても、元本割れしていたり、思うように貯まっていなかった、では済まされないからです。

家を建てようと資金を貯めていた場合、思うように貯めることが出来なかったので、来年、再来年に先送りということはあっても、教育資金においては、貯められなかったから1年浪人してね、ということはできません。

教育資金として考えるならば、地道にコツコツ、そして確実に貯まるという金融商品を選ぶということがポイントとなります。では、具体的にどのような金融商品がいいのでしょうか?

簡単にやめられない方法でお金を貯めよう

教育資金のおいては、「やめにくいもの」で貯めていくことがポイントです。例えば、教育資金を通常使っている普通預金口座に入れておくと、お金が急に必要になったときに手軽にATMで引き出せてしまいます。あとで引き出した分を戻そうと思っていても、実際には中々そうもいかないのが現状です。

そして、通常使いの普通預金に入れると、生活費なのか、教育資金として貯蓄しているものなのか、わからなくなってしまいます。なので、生活費として使っている普通預金口座ではなく、別に口座を設けて貯めていったほうがいいでしょう。

また、その際に口座の名義はお子さんの名前にしておくことをオススメします。なぜならば、子どもの名前にしておくと、貯める側も自然と意識がついてくるからです。これは、子どものための教育資金として貯めているお金なのだと思うと、安易に引き出せなくなるという心理も働きます。

金融商品の中には子ども名義の場合、15歳〜16歳を超えると、本人の確認なしには勝手に引き出せないものもあるので、そういう商品を利用するのも一つの選択肢ですね。

ただし、普通預金口座の普通預金に入れていたのでは、殆ど利息は期待できません。できれば定期預金にするか、積立にするかのほうがよろしいですね。さらに簡単に引き出すことが出来なくなるということもありますし、普通預金に比べて少しは金利がいいです。その他の金融商品としてオススメなのは、以下の2つです。

財形資金形成

財形資金形成とは、勤務している企業が提携している金融機関で行う、積み立て型の資産形成のことをいいます。一般財形・財形年金・財形住宅貯金の3種類があり、給与天引きなので確実に貯めることができます。

また、給与天引きだと初めからないお金として考えられるので、必要な時期がきたときにそんなに貯まっていたものかと安心できるのではないでしょうか。

自動積み立て型の定期預金

会社の財形貯蓄がない場合、自分で貯めるしかありません。その場合、生活費が余ったらから貯金に回そうでは、思うように貯まりません。最初から必要経費とみなして予算を確保しないといけませんが、中々できないもの。

銀行の普通口座から、毎月一定額を自動的に積み立てる定期預金であれば、有無を言わさず引き落とされてしまうので、これも確実に貯まるといっていいでしょう。

積立額は金融機関によって異なりますが、1万円からはじめられるところが一般的なようです。教育資金においてはハイリターンな商品より、ローリスクでも確実に貯まる商品を選ぶことがポイントとなってきます。とにかく言えることは、さぼらない、使い込まない、です。少額でもいいので、さぼらず、コツコツと貯め、使いこまない!がポイントです。

そして、補足するなら、子どものために貰っているお金と言えば「児童手当」、これも子どものために使うものと考え、教育資金として貯めておくことをオススメします。

最後に

お子さんの教育資金として、子どもが小さいうちはあまりピンとこないかもしれません。しかし、大学が目前と迫った時期に慌ててもどうしようもありません。国立大学に行くにしても4年間で500万はかかります。お金がないから大学を断念してね…とは言えませんよね。そうならないためにコツコツと貯めて行きましょう。

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著者の情報

ひとみ
九州で不動産会社で宅建主任士として重説及び物件概要書の作成しています。子育ての経験で得た情報と、日々の不動産業を通して見えた火災保険に関する記事を執筆いたしました。

カテゴリー:学資保険,専門家による記事