こども保険と学資保険の違いと決め方について!
投稿日:2016年8月4日
子どもが生まれ子ども保険に加入を検討するにあたって、子ども保険とは何なのか?どのような保険に入ればいいのか?を検証してみます。まず、「子ども保険」と「学資保険」の違いは?実は同じ種類のものです。呼び名としては「子ども保険」が正解です。「学資保険」というのはソニー生命やかんぽ生命などの保険の商品名なのです。総称して「学資保険」と呼ぶ人が多いため、「学資保険」=「子ども保険」となっているようです。
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子ども保険(学資保険)の商品内容
では、実際どのような商品があるのでしょうか?子ども保険には大きく3つのタイプがあります。
- 教育資金に重点をおいた学資保険
- 親に万が一のことがあった場合に子どもの教育費や医療保障に重点をおいたこども保険
- 上記1.と2.を組み合わせた商品。
育英年金付学資保険とは
契約者である親が死亡または高度障害となった場合、満期になるまで毎月年金が給付される商品です。保険料の支払いが免除となり、満期時には予定通り学資金が支払われますので、子どもの教育費用については心配がなくなります。ただし、保険料は高くなります。
親が生命保険などに加入している場合は十分それでカバーでき二重に保険をかけることになりますので、あえて加入する必要はないかと思われます。また、返戻率も低くなる場合もありますし、育英年金は課税対象となるので、そこを踏まえて検討するほうがいいでしょう。
医療保証特約
子ども自身の入院や手術などに備える医療保障が特約でつけられる商品もあります。入院特約を受けとるための必要な日数や通算日数、給付金額については商品によって異なるので、各会社の内容を検討して加入することをオススメします。
自治体によっては医療費助成制度があるので無理に特約をつける必要はないかもしれません。
医療保障制度が切れるタイミングで加入を検討するのも保険料を抑えるポイントになるかと思われます。それに、子どもが入院する確率は思ったより低いもの。万が一の場合にどうしても備えたい場合は月々1000円以下の掛け捨ての商品(全労済など)もあるので平行して検討するのも保険料を安く抑えるコツでしょう。
子ども保険(学資保険)のメリット
まず挙げられるのが学資保険を毎月積み立てることによって「強制的な貯蓄」が出来ると言うことです。教育資金の準備は長期にわたり、必要になるのは高校〜大学時となるため、その過程で住宅取得や急な資金繰りが必要となった場合、貯金や定期だと切り崩してしまいがちです。
こども保険の場合、解約しにくいことから他の資金に回すことができないため、確実に積立てられるというメリットが挙げられますね。
満期は?
基本となるのは大学受験時の17,18歳満期です。商品によっては15歳、17歳、18歳、20歳、22歳などがあります。
保険料の払い込みはいつから?
なんと、学資保険はなんと生まれる140日前から加入することができます。開始時期が早ければ早いほど、月々の保険料は安くなるので、学資保険の加入を考えているならできるだけ早めの加入がよいでしょう。
保険料の払い込みはいつまで?満期にもよりますが、
- 12歳
- 15歳
- 17歳
- 18歳
- 20歳
です。商品によっては満期が22歳でも、15歳、18歳などから選べるものもあるので早めに保険料の払い込みを終えたい場合、検討されてもいいでしょう。
お祝い金(還付金)は?
だいたい、中学校入学時の12歳、高校入学時の15歳、大学入学時の18歳というタイミングで支払われることがおおいようですが、大学では毎年学資保険がでるといった商品もあります。
子ども保険(学資保険)のデメリット
長期固定金利商品であること子ども保険は加入時の運用利率がずっと適用される長期固定金利商品です。予定利率が高い時期の加入で配当がある場合は「配当でおつりがでる」と言われますが、低い時期の加入ではそれは確実ではありません。
だたし、に上記の子ども保険のメリットでも述べたとおり、強制的な貯蓄ができる点においては確実に貯めることができるので、教育資金の分別管理として考えるほうがいいでしょう。
保険会社の破たん
これは子ども保険に限らずどの保険に加入しても言えることですが、保険会社の破たんというのも注意すべき点です。保険会社が破たんした場合、保険契約者を保護する制度はあるものの、満期保険金やお祝い金(還付金)などの減額もあり得るので、加入の際は保険会社の財務格付けなどもチェックして加入することをオススメします。
最後に
各保険会社がいろいろな商品を展開しております。特徴としては兄弟そろって加入すると返戻率がアップするタイプや110%超えの返礼率を誇るもの、満期金を早めに受け取ることができるものなどなど。お子さんが将来どのような進路を辿るかわかりませんが、取りあえずは大学時の学費の保証というものを見据えて、医療保証や育英をライフプランに合わせて取捨選択してみてはいかがでしょうか?
著者の情報
- 九州で不動産会社で宅建主任士として重説及び物件概要書の作成しています。子育ての経験で得た情報と、日々の不動産業を通して見えた火災保険に関する記事を執筆いたしました。
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